工作

物質としてのフィルムをいかに見せるかということに興味がある。映像の中で見せることが一番難しくやりがいがある一方、写真(ホームページのfragmentsのような)やフィルムの展示なども1つのやり方として考えていきたいです。

ということで、展示用にライトボックスを作ろうと思い立って、エレクトロニクス制作講座なるものに参加した。今井和雄トリオなどで活躍する鈴木學氏が講師となり、美術・音楽活動で使用するための道具を制作していくというもの。

はんだごてなど必要なものを見繕ってもらおうと思い、昼間の秋葉原部品購入ツアーから参加した。トランジスタやコンデンサなど、私みたいな素人には何のための部品かよくわからないけど、見ているだけで楽しい細々したものが沢山売っていた。休日ということもあるのだろうが、電子部品を購入する人達で小さなお店は鮨詰め状態。趣味で電子工作をする人って予想以上にいるんだなあ。

教室である千駄ヶ谷loop-lineに戻り、参加者が揃ったところで自己紹介を。パーカッショニスト、学生、作曲家、美容師など多様な方々がいて、自分と違う分野にいる人と関われるのは良い。

早速、練習課題のLED点滅回路の制作にとりかかる。講座とは関係なく、今井和雄さんや外国の方などが普通に飲みに来ていて、英語が飛び交ったり、いきなりテルミンの演奏が始まったり、まさに「るつぼ」である。

当日の初参加者数名と協力しあって、あーだこーだ苦戦しながらやっていたらあっという間にお開きの時間。パソコンとは違い、実際に手で物を触りながらの作業は楽しい。帰宅して回路を完成させたが、電池がないので上手くいったかどうか。