screen sessionしてきました。

~screen sessions~ @loop-line

・田巻 真寛=16㎜フィルム(サイレント)
・オシロスコッティ=ブラウン管TV+自作電子楽器
・analogic project2=ビデオプオジェクター+ブラウン管TV+ビデオカメラ+ビデオミキサー+オーディオミキサー(構成が複雑で正確にはよく分りません、失敬)

3組それぞれ単独の出演だったけど、イベントとしては互いの持ち味を引き立たせる結果になったと思います。

作品の説明はしないようにしているのですが、作品の見方を限定しない程度に話しました。上映後ですが。
作り方
①晴れた日に、生フィルムをベランダに干す。
②現像液をぶっかけ、自然乾燥
③定着液をぶっかけ、自然乾燥
④雨で水洗、自然乾燥
基本的な姿勢として、フィルムの物質性をスクリーンに投影しようとしていることを付け加えました。フィルムの質感は十分出せたと思います。

このフィルムは何かをイメージして作ったものではないので、観る人によって全く違うイメージが見えたことは非常に良かった。

オシロスコッティさんは、電子楽器の音をブラウン管に入力していました。サイン波を出せば、画面にカーブを描いた波形が出て、それだけでもかなりオモシロスコッティでした。出す音と画面の動きがユニーク。ブラウン管のくっきりした画面もいい。最後の方はミニマルテクノでツボだった。

analogic project2は映像と音を相互にフィードバックさせる手法。素材のないところから、リアルタイムで音と映像が生成されていく過程はうらやましい。制御が難しいみたいです。フィードバックのモンスターみたいなのを辛うじて操っているところがいいです。奴はかなりの荒馬だとお見受けしました。