エクスパンデッド

10/17(sat.) “Loop-Line 上映会”
リハで角田さんのプロジェクターが壊れるというハプニングがあり、一同どうしようとかなり焦りましたが、なんとか他から借りることができて良かったです。
機材トラブルってほんと怖い。北海道の時も生きた心地しなかったけど、あれは映像メインのイベントじゃなかっただけまだマシだった。30年前のフィルム映写機を使ってる僕としては、いつ動かなくなってもおかしくないし、フィルムの繋ぎ目が切れる可能性もあるわけで、イベントの時は気疲れする。作品を発表するという緊張と最後までうまく映写できるかという不安がつねにある。

坂本さんのソロは、「プロジェクター2台を使い、色、光、形、配置、動きによるパフォーマンスを通じてフレームの内と外の関係性に焦点を当てます。」ということをやっていて、2台のプロジェクターとビデオミキサーのみで色彩の変化や、画面内のワイプ、画面の合成など、シンプルながら思わぬ発見ができるとても面白い事をしてます。
loop-line screening091017
今回は角田さんがCCDで撮った砂や水面、木漏れ日等の映像を、坂本さんのビデオミキサーを通して2台のプロジェクターで映写し、他1台のプロジェクターでノーマルに映写という形態でした。

別々に観たかったという感想もあったようですが、僕は十分楽しめました。色彩の合成による思いもよらぬ変化や、画面という概念を取っ払った自由さがよいです。僕のは1つの画面の中で完結してしまってますから。光の乱反射がノーマルの画面から、ビデオミキサーを通した2台の画面へ広がっていく場面はとても美しかった。

にしても話は変わるけど、深夜のNHK総合は素晴らしいな。映像散歩とか空中散歩とか、たまらないっす。海外の町の風景が多い気がするけど、最近は60年代~のSLとか鉄道フィルムもやってるなあ。沖縄(離島も含む)を上空から撮影した「空中散歩 ~ちゅら海の何とか~」は、最高だった。DVDが出てれば欲しい。。。あの海の色は一気にテンションが上がる。しかも鳥の目線なので、この島は自然が多いとか、人工が多いとか分かりやすくて面白い。NHKの深夜枠用に、映像を撮りたい。ネイチャー系でいいの撮れる気がする。

にしても話変わるけど、人が作ったご飯って旨いな。レッドクロスの打ち上げで食べたグラタンとかラタトゥーユとか茄子の煮浸しとか、Loop-Lineで上映前に作ってもらったおにぎりと味噌汁とか、友人の嫁のおばんざいうまいなー。まあ料理上手が作ってるからというのもある。でも味が一緒だったとしても、家庭の味って、お金を払うお店の料理と違うなー。