1/20、Relaxin’の出演では、光と水とカメラを使ったライブに映像素材を組み合わせてみようかと思います。ライブや単発イベントでは、なるべく毎回新しい要素や変化を加えたいと思って、枯れ気味のアイデアの泉の水分を全力でかき集め、試行錯誤の末、何とかやっています。これが結構しんどいけど、思わぬところで新しい発見があります。本番中の思い付きが奇跡を起こしたりして、それもライブの面白いところです。
I’ll be performing with live cameras and footages on next Saturday.
https://www.facebook.com/events/1644841662203434/
RELAXIN’
新年は1/20におかっぱちゃんハウスのイベントに出演します。
共演は牧野琢磨(NRQ)さん。Sound Screening Vol.1以来、約8年ぶりの共演です!!リラックスをテーマにした1週間の企画のオープニングイベントでのライブ+映像となります。何をやるか模索中です。いつも緊張感ある感じでやってるので、室内でこのテーマは非常に難題、、、おかっぱちゃんの企画はいつも素敵なので、出演できるのがうれしい。
「RELAXIN’」
2018年1月20日(土)−26日(金)/休館日1/22(月)
東京おかっぱちゃんハウスという古民家で「RELAX」に焦点を当てた作品、音楽、モノなどを集めたイベントを開催します。ゆっくりとそこにある空間を味わいにいらしてください。
[ exhibition ]
●神ノ川智早exhibition「The Photograph as Evidence 」
[ shop ]
●FILM(used clothes)
●sunshine to you!(goods)
●ココナッツディスク江古田(used record)
[CAFE]
1/20-21 ピリカタント
1/23-26 CAFE MUNDO
[常設店]
●TUGU el 3(カイロプラクティック)
●菓子店Yonna(焼き菓子販売)
●古書 一角文庫(古本販売)
[ 1/20(土) opening event (entrance 500yen)12:00-19:00]
LIVE :butaji
MOVIE:田巻真寛+牧野琢磨(NRQ)
BGM: guest DJs!!
CAFE:ピリカタント
KLEXを終えて
常夏のクアラルンプールから冬の日本へ帰国。翌日から仕事でいきなり現実に戻される。渡航前から喉の調子悪く現地で悪化、食べ物もある程度気を付けていたけど、屋台めし久しぶりだったからかお腹を少し下した。しかしながら3日間、ライブ2本、レクチャー、上映とフル出場で何とかやり切って、素晴らしく充実した滞在だった。
Kuala Lumpur Experimental Film, Video & Music Festival (KLEX)
今年で8回目の開催。数年前までは映画のみだったはずで、音楽も取り込んだのは最近の事。恐らく主宰のSiew-Wai がボイスパーフォーマーとして音楽を積極的にやり始めたことと、パートナーの即興サックス奏者Yandsenの影響もあるだろう。アーティストラン・フェスティバルと自称している通り、作家、ミュージシャンの手で運営されている。
会場は2つに分かれていて、ともにKLチャイナタウンの隣同士の古ぼけたビル。ライブのリハ、レクチャーなどで時間をとられ、昼間の上映プログラムはあまり余裕がなく4プログラムしか観れず。アジア勢は私的なイメージ映像のようなものが多かった。印象に残った作品はあまりないが、お客さんは学生・アーティストが多く、みな英語を流暢に話すインテリ層。ライブ出演者もちらほら。地元の人がふらっと観に来るような感じではなかった。集客は結構厳しい感じ。
ライブは4年前に出演したRAW art space(旧Findars)。出演者はアジア勢多め+世界各地からツアーで来ているミュージシャン。Siew-waiの進行アナウンスから始まり、客も乗りが良く盛り上がる。連日ものすごい熱気だった。
1日目のライブは21:30開演。やっぱりきっちりと時間通りに始まらないので、22時過ぎにスタート。この感じ久々だけど好き。カナダのアンプリファイド管楽器デュオSound of the Mountainとの初めての共演。私は2台のカメラとろうそくによる光学現象の観察。クラリネットとトランペットのブレスや濁った音が山から吹き下ろす風のように表情を変え、拡大されて左右のスピーカーから飛び交ってくる。私のカメラも拡大鏡のような役割を果たすので、火の揺らぎと相まって、とても相性のいいトリオだったと思う。今回のフェス一番の大きな収穫と言ってもいい。またいろいろな場所で一緒にやりたい。
Will Guthrie (AU)の手数多めドラムソロ、 Yuen Chee Wai (SG)& Yong Yandsen (MY)=ギターフィードバックとサックスのデュオも渋目で良かった。
photo by Wong Yok Teng
http://www.tengwong.com/
2日目は午後から自分の3作品の上映プログラム。新作”time space motion”がすこぶる評判良く、皆しきりに良かったと言ってくれた。ああいったスローで地味な作風が果たして受けるのか興味津々、半分心配だったが、どこの国においてもこういったフェスでは杞憂のようだ。上映の進行とQ&Aをしてくれたクリスは映像の事をかなり詳しく知っていて、後から調べたら作家のCHRIS CHONG CHAN FUIだった。映像作品も数年前観てるし、恵比寿映像祭でも人工の花を使ったインスタレーションを展示していた。
http://www.chongchanfui.com/BLOCK-B-1
http://www.chongchanfui.com/ENDEMIC
夜のライブの部は、ヴァンバイザー学派の演奏もするらしい静謐な弱音系ラップトップ&ギターデュオ Jameson Feakes & Josten Myburgh (AU)、映像と自作の装置とバイオリンで一人芝居みたいなことやって、最後にカッティングマシーンでレコード削るおもろいおっさんMonteith McCollum (US)が印象に残った。アジアの若手はみな結構激しいノイズをやっていた。
3日目の昼はアーティストレクチャー。
「Film as material」
「Video as device」
というキーワードで、制作意図、メディアの使い方についてしゃべるつもりで英語を準備していったが、うまくしゃべれずグダグダで終わる。「あなたの作品がちゃんと喋ってくれているから伝わっているよ」と言ってくれる人もいたので、まあ何と優しい奴らだろうと思った。英語の事で心配していた上映とレクチャーが終わり、あとは夜の最後のライブだ、と思うと俄然やる気が出てくる。
最後の出番はマレーシア随一のインプロサックス奏者Yong Yandsenとフェスの主宰でビデオ作品も作り、声でパフォーマンスもするSiew-Wai Kokとのトリオ。4年ぶり2回目の共演。1回目は映像作品”passages“と、今回は空間投影パフォーマンスでの共演。リハ中の思い付きで前半は床にプロジェクターとミラーを置いて映像を俯瞰するように見せた。これが結構良かった。1日目も奇跡の思い付きが功を奏して、こういうのは非常に楽しい。お互いのことをよく知っているし、さすが熟練の演奏者たちなので、邪魔し過ぎず近づき過ぎずいい距離感でできたと思う。お客さんの反応も非常に良かった。また来てくれよな!とか詳しい話を突っ込んできたりするお客さん、俺の国に来たらツアーしようぜ!といってくれる出演者も沢山いて、大きな手ごたえを感じた。Sound of the Mountainの2人はこの後、オーストラリアのパースでアーティストインレジデンスするらしく、早速私の作品を上映したいと言ってくれた。なので好きに音を付けていいよ!といっておいた。
あっと言う間に3日間が終わり、非常に名残惜しいなか翌日昼の便で帰国した。ところで、旧FINDERSは諸事情あり共同運営メンバーの数人は同じビルの屋上で新しい屋外スペース”MOUTOU”を創設。フェス前夜、友人たちへ挨拶しに土産を持って行った。たまたまインドネシア人芸術家のレセプションパーティーがあったようで現地のムスリムと華僑の若者達で盛り上がっていた。ここがまた景色の良い最高のロケーションで、おしゃれなDIY屋上庭園となっていた。また必ず来る。
最後に、渡航と滞在を支援していただいた国際交流基金マレーシアに感謝いたします。
KLEX 2017
マレーシアで開催されるクアラルンプール国際実験映画&音楽祭(KLEX: Kuala Lumpur Experimental Film, Video & Music Festival)に参加してきます。映像ライブ2本、新作を含む自作の上映プログラム1本、アーティストレクチャーと3日間フルで出演します。日本の外出るの久しぶりでソワソワしています。場所は以前単発のイベントでお世話になったチャイナタウンの古ぼけたビルのオルタナスペースRAW art space(元Findars)。再開発も進んでしまっているかも、、、
1日目は、日本でも即興実験界隈のリサーチとライブツアーをしていた管楽器デュオSound of the Mountainとの共演?(ソロの可能性もあり)光のスペクトルをカメラでとらえるやつをやる予定。
2日目は新作を含む自作の特集上映プログラム。
3日目昼はアーティストレクチャー。夜はアジアンミーティングフェスでも来日していてKLEXの主宰で東南アジア実験映画&音楽界のキーパーソンKok Siew-Wai(声)と、こちらもアジアンミーティングや日本ツアーで何度か来日している即興サックスのYong Yandsenとのトリオでライブ。過去に映像作品に即興でやってもらったが、今回は映像の空間投影ライブで共演予定。
それにしても初日の開演が21:30というのが何とも良い。始まるまでに屋台メシとビールで出来上がってしまいそう。
森のJAZZ祭
明日11/3、石神井公園野外ステージで開催される練馬区独立70周年記念区民協働事業「森のJAZZ祭」。全ての演奏が終わった後17:00ジャストに野外上映します。この日の為に石神井の森で撮影したサイレント作品(10分以内)です。天気も良くなりそうで、秋の森の中でジャズと美味しい出店!!あの激うまホットドッグ片手にビール飲みたい!
Screening at local Jazz festival!
Opening act(石神井公園駅)
11:00〜
THE RED CATS
Main Stage(石神井公園野外ステージ)
11:00〜11:30
Toquio Bossa Trio
11:40〜12:10
坂本 千恵トリオ
12:20〜12:50
Trio Tinctages
13:00〜13:30
大石俊太郎トリオ
13:40〜14:10
須川 崇志・吉本 章紘デュオ
14:20〜14:50
駒野 逸美カルテット
15:00〜15:30
Albert Karch & Yuta Omino International Project
15:40〜16:10
市原 康トリオ
16:30〜17:00
「岩崎 泰三とHappy K-Jam Kids」feat. 中川喜弘
17:00〜
映像 by 田巻 真寛
[FOODS & DRINKS]
手作りハム・ソーセージ【ル ジャンボン】(ホットドッグ)
Bar&Cafe SPROUT(ベルギービール等)
ちゃのッポ&宮野園(カツサンド)
権蔵焙煎所(コーヒー)
世界アトミ食堂(カレー)
[BOOKS]
古本 一角文庫
森のJAZZ祭フェイスブックページ
https://www.facebook.com/morijazz/
time space motion trailer
“time space motion”
recorded by Shinkan Tamaki
Length 00:28:30
Aspect ratio 16:9
FHD or UHD, color, stereo(part sound)
Shooting format: digital video
Screening format: digital file
Production year and country: 2017, Japan
興味のあるオーガナイザーの方がいたら気軽にメールください。プレビューリンク送ります。
This is my new video work. To programmer and curator, please let me know if you’re interested. I’ll send you the preview link.
ちゃが馬七夕 2017
今年も光を奉納します。今回は田巻真寛(映像)+浦裕幸(音)+山口晋似郎(音)のトリオで、神社境内の神楽殿にて。出番は19時ごろから約30分。入場無料、素敵な出店、スライド紙芝居やワークショップなどお子様連れも楽しめますので、夕涼みをしに来てください。
「ちゃが馬七夕」
平成二十九年 八月六日(日)夕方五時〜夜九時まで
主催・会場 石神井氷川神社
住所 練馬区石神井台 1ー18ー24
*車でのご来場はご遠慮ください。
協力:井
[ちゃが馬]
茅(ちがや)を編んで作った馬。練馬で古くから伝わる七夕行事として茅で馬を作る風習があった。夏越しの茅の輪くぐりなどに見るように、茅には魔除けの力があるとされ、七夕行事として「ちがや馬」を作って農作物の豊作や無病息災を祈願した。
■出店者
AC上石神井+Tuscita
ハーベスト+たわわな
スノウドロップ
Le Jambon
Bar&Cafe Sprout
OMG TRUCK
東京ワイナリー
権蔵焙煎所
世界アトミ食堂(カレー)
photo Venus(撮影会&フォトフレーム作成)
curious(雑貨)
オトヅレ(夏を涼む音あそび)
南田中図書館(スライド紙芝居)
井のいち文庫
■神楽殿ライブ
筒井延隆
田巻真寛+浦裕幸+山口晋似郎
引田香織(熊本比呂志、奥野裕介)
■浴衣着付けサービス
当日16時〜18時まで一人800円で着付けします。(社務所にて)
浴衣、補正用にタオル2〜3枚、腰紐2本、伊達締め1本をご用意ください。
●ワークショプ
*ちゃが馬づくり
監修・指導 奥野雅司(石神井氷川神社宮司)
参加費500円 *材料がなくなり次第終了
*ハニカムペーパーで作る七夕飾り curious craft cafe
ハサミで切って、開くだけで平面から立体が作れるペーパーで七夕飾りを作ります。
参加費500円 なくなり次第終了
*夏を涼む音遊び Creative Music Education オトヅレ
風鈴の音色に耳を澄まし、トーンチャイムの涼やかな響きと共に夏を涼む唄を楽しみます。
18:15〜
参加費1000円(子ども無料)
Sound Screening Vol.5
Sound Screening Vol.5
視覚と聴覚の拡張を探究するイベントの第5回目。物理の要素や現象を自作装置によって捉え、新たな視点で提示する佐藤実は、光・熱・音の相互作用を鑑賞する作品などを発表予定。田巻は、太陽光の移動を撮影し、地球の自転(時間)、大気の変化、空間の形状などを観察する新作映像を上映します。
2017/7/2(日)
開場 16:30
開演 17:00
入場料 ¥1,500(+1ドリンクオーダー)
〈出演〉
佐藤実 / minoru sato –m/s
田巻真寛 / Shinkan Tamaki
〈会場〉
東京おかっぱちゃんハウス
東京都練馬区上石神井3−30−8
西武新宿線 ”上石神井駅”北口より徒歩5分
https://www.okappachan.com/
ご予約は、mare_films[at]yahoo.co.jp (田巻)まで、お名前と人数をご連絡ください。
会場にはおむつ替えと授乳のスペースもございます。他のお客様への配慮をお願いすることもございますが、小さいお子様連れもお気軽にお越しください。 後方の座席を予約することも可能です。また、会場併設のバーでは軽食やドリンクを販売します。
〈出演者プロフィール〉
佐藤実 / minoru sato –m/s
自然記述と美術表現の関係に関心を持ち、物理現象と多様な概念によるインスタレーション、パフォーマンスなどの制作活動を行う。またソロやASUNAとの共作など幾つかの音楽活動も行う。1994年-2006年レーベルWrKを運営。近年は作曲家Alvin Lucierの研究に勤しんでいる。
http://www.ms-wrk.com/
田巻真寛 / Shinkan Tamaki
見たことのないイメージと新しい知覚の気づきを求め、主に映像とそれに関連した作品を制作する。抽象と具象の境界やイメージと音の狭間を行き交う作品、メディアの物質性に着目し、フィルムを造形物として映像に応用した作品などがある。ロッテルダム国際映画祭、カナダのメディアシティ映画祭での上映をはじめ、スペインで最もコアな実験映画祭(S8)に招待されるなど、海外での上映が続いている。近年は光学現象を映像に変換するパフォーマンスも行っている。
https://shinkantamaki.net/
–English–
“Sound Screening” explores expansion of visual and auditory sensation. minoru sato –m/s is an artist who captures physical elements and phenomena by his self‐made device. He will show a work about interaction of light, heat and sound. Shinkan Tamaki will show his latest video work which observes earth rotation, change in the atmosphere, spatial form, and so on.
2nd July 2017, Sunday
open 16:30
start 17:00
admission¥1,500 with 1 drink order
〈line-up〉
minoru sato –m/s
Shinkan Tamaki
〈Venue〉
TOKYO OKAPPA-CHAN HOUSE
3-30-8 Kamishakujii Nerima-ku Tokyo
Map https://goo.gl/maps/jBVEq
Kami-Shakujii Sta. on Seibu-Shinjuku line, 5 minute walk from North exit.
https://www.okappachan.com/
To make a reservation, please send an email to mare_films[at]yahoo.co.jp.
〈profile〉
minoru sato –m/s
minoru sato -m/s is a japanese artist. he has an interest in a relationship between a description of nature and an art representation, and he is creating art works per physical phenomena and various concepts. in addition, he has several music projects – solo, collaboration with ASUNA and so on. He had run an artist label called ‘WrK(1994-2006)’ Moreover, He has researched Alvin Lucier’s works lately.
http://www.ms-wrk.com/
Shinkan Tamaki
Born in 1982, Japan. Artist in search of never-before-seen images and new perceptual experience. He started making moving image with 16mm film in 2006. Main theme is to lead the audience’s perception to change naturally and sometimes drastically bycoming and going across borders between image and non-image, sound and image with extracting film’s materiality. The works have been screened at many film festivals, including International Film Festival Rotterdam. Recently, He performs to transform optical phenomenon into moving image.