ご来場して下さった皆様、ありがとうございました。
オペレーションの面はもっと改善しないと。
自分としては内容はとても良かった。
ご覧になって頂いた方にはお分かりかと思いますが、牧野さんは映像に背を向けて演奏していました。
今回の試みは、「映像に音をつける」のではなく、同じ場でそれぞれ単独で存在させたら、どのような関係が見出せるかということ。だからといって、陽気なパンクを流せばいいじゃない?とはならないのだけど。
映像と音を別々にしかし同時に鑑賞するという不思議な体験だった。
音と映像は結びつきが強くて(先入観というのはすごい)、映画やTVの画面と音、あるいは日常の風景と聞こえる環境音というのは、1つのパッケージとして馴染んで認識するのが通常だけど。この日は、視覚と聴覚が、独立して機能していることを感じた。脳科学的にあり得ることか。音楽聴きながら本を読むことができるから。でも、今回のはそれとはまた違った感覚だったなあ。映像がある程度、観客の視覚(時間とか視点)を拘束することと、ライブの緊張感によるものが大きいと思う。
あとは牧野さんの演奏と、私のフィルムにそれぞれ断続的なバリエーションがあって、ズレていたのがよかった。時たま、映像と音が寄り添っている場面があって、ハッとしたりして。多様な感じ方があったかと思います。
と、ひとまずこんな感想。