現像中に酢酸をぶちまけて、強烈な刺激臭で死ぬかと思った。
久々にAlvin Lucierの”music on a long thin wire”(1979)を聴いた。ワイヤーの振動と、空間に起きている微小な気流の変化を捕らえているような、しかし音となって出てくるものはとても豊かなものだ。実にいい。
このインスタ見たかったなー。
ICCで数年前に見た展示も最高だった。きれいなガラス瓶を数個並べて、それぞれの口の上部にマイクを配置し、拾った音を台座のスピーカーから出す。フィードバックを伴いながら、室内を移動する人や、ガラス瓶固有の形状から発生する空気の流れによって、緩やかな音の変化が生じる。空間における目に見えない変化を、音を通して観察するような感覚だった。
ついでに、Pauline Oliveros率いるDeep Listening Bandの”The ready made boomerang”。Deep Listening Bandって名前がたまらない。地下の巨大貯水槽での演奏を録音したもので、残響時間45秒という場の特異性を、アコーディオンやトロンボーンの音で増幅させ、空間の広がりを体験する。