The last room

The last room(2019)
Sound:Tetsuo Furudate
Image:Shinkan Tamaki

古舘徹夫氏と共作した映画がフルで公開されています。
第2次大戦中、オーストリアの小説家・シュテファン・ツヴァイクは、世界の状況に絶望しブラジルへ亡命する。妻と命を絶った最後の部屋の穏やかな情景。

私は本編の映像を担当しております。
どちらもvimeoに飛べないので、リンク先のプレイヤー右下から最大画面化、歯車の設定で1080pにするとベストな視聴画面になります。

ドイツ語フルバージョン(英語字幕なし)/ German Full ver.
http://tetsuofurudate.info/TETSUO_FURUDATE_WORKS/The_last_room/index.html

ドイツ語本編のみ(英語字幕版)/ with English subtitle
http://tetsuofurudate.info/TETSUO_FURUDATE_WORKS/The_last_room/withEnglish.html

 

「あらゆる影は、窮極において光の子であり、明るいものと暗いもの、戦争と平和、上昇と没落、その双方を経験した者だけが、ただそのような人間だけが、真に生きたといえるのである。」
シュテファン・ツヴァイク

Sound Screening Online

コロナの影響でというのも悔しいのですが、以前からオンラインで何かできないかと思っていてSound Screening Onlineということでライブ配信を始めました。生でライブパフォーマンスを配信します。配信後はアーカイブされ、いつでも見れます。しかし、生でやる面白さや意義など考えながら、今後数か月は週1くらいでやれたらなと思います。

すでに2回ソロでやってますが、思ったより配信環境整えるのが難しいですね。(主に投資で解消される問題ですが、そんなに余裕もないので)画質の悪さはメインPCに問題があり、サブに変えたら良くなりました。3回目は何とkndとのデュオです。リハの感じだとかなりカッコイイものになりそうです。ぜひ見てください!

25th April 2020. 11:00-11:40pm JST (UTC +9)
Sound Screening Online #3 with knd

Live performance streaming project hosted by Shinkan Tamaki
https://youtu.be/6Vms5ehO20s

次回はkndさんとのデュオです。kndさんの演奏画面と私のライブ映像をミックスして配信します。

Next is a duo with knd. I will mix knd’s live screen and my live video and then stream it on YouTube Live.

knd
パソコン上でテキスト、ウェブカメラ、内蔵マイクによるチャットのような演奏を行っています
He plays like a chat on a computer with text, a webcam and a built-in microphone.
https://knd.cloud.

start time in your city
Time Zone Converter
https://www.timeanddate.com/worldclock/converter.html?iso=20200425T140000&p1=248

解像度の設定を1080p(フルハイビジョン)にしてご覧ください。
Please set the resolution at 1080p(Full HD).

ちゃが馬 2019

今年も光と音を奉納します。音楽は山口晋似郎君。地域に伝わる風習を受け継ぐ「ちゃが馬づくり」をはじめ、石神井周辺を代表する素敵な出店、子供向けワークショップ、文庫コーナー、スライド紙芝居、浴衣着付けサービスなど、いつも和やかで良い雰囲気です。夕暮れ時、ふらりと涼みに来てください。

『ちゃが馬七夕』
2019年8月4日(日曜日) 17:00〜21:00

主催・会場 石神井氷川神社
https://goo.gl/maps/kH54itztfXYS14ie6
※車でのご来場はご遠慮ください。

【ちゃが馬】
茅(ちがや)を編んで作った馬。
練馬で古くから伝わる七夕行事として茅で馬を作る風習があった。
夏越しの茅の輪くぐりなどに見られるように、茅には魔除けの力があるとされ、七夕行事として「ちがや馬」を作って農作物の豊作や無病息災を祈願した。

【出店者】
東京ワイナリー
Cooking Cheese
自家焙煎コーヒー製造販売nericafe
BREAD&CAFE HARVEST
たわわな
Bar & Cafe Sprout 石神井公園
手作りハム・ソーセージ【ル ジャンボン】
Gonzo Cafe&Beans
AC上石神井 + Tuscita newyork italian kitchen
スノウドロップ
Welders Diner / Craft Beer, Cafe & Bar
BLENDED (UMAMI lab + Meets Coffee)
curious
南田中図書館

【ワークショップ&サービス】

●ちゃが馬づくり
監修・指導:奥野 雅司 (石神井氷川神社宮司)
参加費:500円

●ハニカムペーパーと麦わらの七夕飾り
ピッポとグリュ(Pippo design works + ドライフラワーグリュ
カラフルなハニカムペーパーと、麦わらの伝統的なモチーフを組み合わせたモダンな七夕飾りを作ります。
参加費:1000円

●浴衣着付けサービス
当日4時〜6時まで一人800円で着付けします(社務所内にて)。
浴衣、補正用にタオル2〜3枚、腰紐2本、伊達締め1本をご用意ください。

●ヘアアレンジサービス
ヘアサロン Remilio によるヘアアレンジ。
料金:一人500円

●ポートレート撮影会 by felica spico( 料理の写真教室 )
フォトグラファー佐藤 朗 によるポートレート撮影会。
ご要望に合わせて素敵な写真を撮影します。
L判1枚500円、データ1300円(SDカード)

【神楽殿ライブ】
17:20〜18:00 大石俊太郎 (sax) + 岸本 賢治 (guitar)
18:20〜19:00 奥野 裕介 (vo&ag) + kayoko (vo&ag)
19:25〜19:55 田巻 真寛 (映像) + 山口 晋似郎 (音楽)
20:25〜20:55 一噌幸弘 yukihiro isso official (笛) + 山田 路子 (笛) + 壷井 彰久 (ヴァイオリン)

2019.04.07 姜泰煥 (アルトサックス) x 田巻真寛 (映像) デュオ・ライブ

 

姜泰煥 (アルトサックス) × 田巻真寛 (映像) デュオ・ライブ in 宇都宮
Kang Tae Hwan×Shinkan Tamaki Duo Live in Utunomiya

韓国フリージャズ界の至宝、姜泰煥(カン・テファン )の約3年ぶりの来日ツアー。宇都宮でのライブは大谷石の倉庫を改築した独特の音響空間にて、光の実験を続ける映像作家・田巻真寛との共演となります。

4月7日(日)
開場 15:30/開演 16:00

会場: 南宇都宮・大谷石蔵スタジオ be off
〒320-0838 栃木県宇都宮市吉野1-7-10
http://www.beoff.org/

入場料: 予約 2500円/当日 3000円

予約・問い合わせ(jazz & NOW) E-mail: jazzandnow[at]gmail.com
※ 大変恐れ入りますが、Eメールのみの対応とさせていただきます。

アクセス
東武宇都宮線「南宇都宮駅」より徒歩1分
JR「宇都宮駅」西口よりバス約25分、タクシー15分、
※ 西口バスターミナル13番乗り場から、関東バス34系統「陽西通り経由鶴田駅行」に乗車し「南宇都宮」下車徒歩30秒
※ be off専用駐車場は少数のため公共交通機関をご利用ください。
Google Map https://goo.gl/maps/WByCnS2pMAy

主催:jazz & NOW / 田巻真寛
姜泰煥ツアー制作:BIGTORY

出演者プロフィール
姜泰煥 / カン・テファン / Kang Tae Hwan(アルト・サックス)
1944年生まれ。サックス奏法におけるマルチフォニックと循環呼吸奏法の先駆的至宝。その技法と創造の結実はあらゆる範疇を超える。東洋的な伝統スケールを織り込んだインプロヴィゼーションにてその存在を知られる。小学生の頃よりクラリネットを吹き始め、その才能は注目の的となり、米軍基地内のビッグバンドに加わってジャズと出会い、アルトサックスに転向。68年には20代にして韓国最年少のビッグバンドリーダーとなる。78年、金大煥(perc)、崔善培(tp)と韓国初のフリージャズ・グループを結成。このトリオでサムルノリ、ソウル交響楽団、韓国の民族舞踊等と共演。個人でもソウル交響楽団と共演を行う。近藤等則が企画した「Tokyo Meeting 1985」での来日で日本に存在を知られることになる。88年のトリオ解散後もソロにて度々来日し、日本のクリエイティヴなミュージシャンたち〜山下洋輔、佐藤允彦、高田みどり、富樫雅彦、吉沢元治、大友良英等や、エヴァン・パーカー、ジョン・ゾーンを始め、海外の演奏家とも共演。日本では横浜「Bay’90 フェスティバル」、福岡「日韓Jazz Session ‘90」、「東京国際演劇祭 ‘90」中の「日韓行為芸術祭《文隣》」など種々の音楽祭に出演。2000年以降もほぼ毎年来日する。06年秋にはロンドン・ジャズ祭を含むヨーロッパツアーを敢行。07年4月には高橋悠治とのデュオツアー、08年以降はほぼ隔年に来日、田中泯を中心としたツアーを行い今日に至る。(2019年2月現在)
公式サイト http://breath-passage.com/

姜泰煥@宇都宮市 be off 2014 Text by 横井一江
http://www.archive.jazztokyo.org/column/reflection/v40_index.html

姜泰煥『I think so』(IMA静岡 2002)抜粋音源

田巻 真寛 / Shinkan Tamaki(映像)
宇都宮生まれ。見たことのないイメージと新しい知覚の気づきを求め、映像と光を用いて作品を制作する。抽象と具象、イメージと音の狭間を行き交う映像、フィルムの物質性を探求した作品などがある。近年は日常の光学現象を観察するビデオ作品の制作、ガラスやプリズムで光を操作するライブパフォーマンスも行っている。ロッテルダム国際映画祭、カナダのメディアシティ映画祭、クアラルンプール国際実験映画&音楽祭など海外での上映とライブも続いている。音と映像の実験場「Sound Screening」主宰。
https://shinkantamaki.net/

Kang Tae Hwan×Shinkan Tamaki Duo Live in Utsunomiya
7th April 2019, Sunday
open 15:30
start 16:00

venue: be off
http://www.beoff.org/
one minute walk from Tobu Utsunomiya line, “Minami Utsunomiya St.”
15 minutes from JR Utsunomiya by taxi
Google Map https://goo.gl/maps/WByCnS2pMAy

adv: 2500yen
door: 3000yen

for reservation, please send an e-mail to jazzandnow[at]gmail.com

FILM IS Issue 2 (the 3rd edition)

現行の作家で映画用フィルムについて世界で最も熟知していると思われるオーストラリアの実験映画作家Richard Tuohyが主宰するArtist Film Workshopが3冊目のマガジンを発行。今回はアジアのアナログフィルムを用いた個人制作の現状を紹介したいとのことで私に原稿依頼がありました。最近はフィルムの現像とかやってないので自分のことは短めにして、現在も積極的にフィルムを使用して制作を続けている北海道の大島慶太郎さんと東京の石川亮くんに制作に関する技術的なことと環境についてシンプルなインタビューをさせて頂きました。

台湾のフィルム事情やリチャードの自作コンタクトプリンターの記事など非常に興味深い内容となっているので、興味ある人は購入してみてください。今回実現しなかった韓国、インドネシア、フィリピン、北京の非商業ラボ、作家からの寄稿も期待したいところです。

Long awaited FILM IS Issue 2 (the 3rd edition) is now available! Film Is is the journal of the Melbourne artist run film lab Artist Film Workshop. It is what is going on in celluloid experimental film in Australia right now! Issue 2 (the 3rd) also has a special focus on experimental film film in the Asian region. This edition is a whopping 152 pages of Film Is goodness! Cost is just $12 AUD. Back issues of Issue Zero and Issue 1 have also just been reprinted. $10. Postage: for one Issue within Australia $4, or 2 or 3 issues $8. Internationally: one issue $8 or 2 or 3 $15. (prices are Australian Dollars). Email richard@nanolab.com.au or fb message. Get yours today!

richard[at]http://nanolab.com.au 宛にFILM IS Issue 2 (the 3rd edition)を買いたいと連絡すれば、送料込みで1600円位で買えます。

井ノ楽 2018

『井ノ楽』
ー石神井の縁で集まったアーティストによる、現代の田楽であり能楽であり神楽であり、石神井氷川神社儀式殿のもうひとつの地鎮祭であるー

出演:野澤英代(舞)/田巻真寛(光)/山口晋似郎(音)/津田貴司(音)

◎日時:2018年11月10日(土)日没(17時ごろ)開演/受付は30分前より
◎会場:石神井氷川神社こもれびの庭横
練馬区石神井台1-18-24
◎料金:2000円
◎問い合わせ:pndb@tt.rim.or.jp
注意:神社への直接のお問い合わせはなさらないようお願いいたします。
雨天中止
◎企画:PNdB-atelier
◎協力:井/knulpAA gallery/菊池陽子

「井のいち」を中心に、地元のアーティストや作家の交流が活発になってきた石神井界隈。そのご縁をつなげていくような企画です。地元の方のみならず、どうかお気軽にご来場ください。

Sound of the Mountain (Craig Pedersen and Elizabeth Millar), 田巻 真寛

微細な息使いを管楽器とアンプを用いダイナミックな音へ変貌させるカナダの即興/実験音楽デュオSound of the Mountain。光学現象を操り新しいイメージを生成する田巻真寛。昨年マレーシアでの初共演以来、2度目の共演となります。

2018/10/20(土)
開場 19:00
開演 19:30
入場料 ¥2,000(1ドリンク付き)

〈出演〉
Craig Pedersen(アンプリファイド・トランペット)
Elizabeth Millar(アンプリファイド・クラリネット)
田巻 真寛 / Shinkan Tamaki(映像、光学実験)

〈会場〉
「音音 OTOOTO」
小田急線 東北沢駅より徒歩3分
東京都世田谷区北沢3-13-10 B1F
https://goo.gl/maps/ZxpaBsWYKYJ2
http://www.otooto.jp/

〈出演者プロフィール〉
Sound of the Mountain
アンプを利用した管楽器の特殊奏法による即興演奏を特徴とするデュオ。息使いそのものによって形作られた音像は長く深遠な聴取体験をもたらす。カナダのモントリオールを拠点とし、カナダ国内のコンサートやフェスティバルの他これまでにオーストラリア、シンガポール、マレーシアでも演奏している。2017年、アルバム「Amplified Clarinet & Trumpet」をリリース。
http://www.soundofthemountain.com/

Elizabeth Millar – amplified clarinet
豪パース出身のクラリネット奏者。2009年よりモントリオール在住。2014年よりLori Freedmanに師事。フリー・インプロヴィゼーション、ノイズ・ミュージック、現代音楽、クレズマーなどを演奏する。Joane Hetu、Jean Derome、John Oswald、Yves Charuest、Anne-F Jacques、Philipe Lauzier、Ian Birse and Laura Kavanaugh (Instant Places) 他と共演。
https://mwrecs.com/elizabeth-millar

Craig Pedersen – amplified trumpet
トランペット奏者、作曲家、教育者。ジャズ、フリー・ミュージックの他、商業音楽、クラシック、クレズマーも演奏する。2011年にリーダーバンドCraig Pedersen Quartet/Quintetで4枚のアルバムを発表。ソロや他のグループでも多くのアルバムをリリースしている。2014年11月、Ueli Dorigと共著で「Trumpet Sound Effects」(Berklee Press and Hal Leonard)を出版。Joe Morris、Pauline Oliveros、Nicolas Caloia他と共演。
http://craigpedersen.com

田巻 真寛
見たことのないイメージと新しい知覚の気づきを求め、主に映像とそれに関連した作品を制作する。抽象と具象、イメージと音の狭間を行き交う映像、フィルムの物質性を探求した作品などがある。近年は日常の光学現象を観察するビデオ作品の制作、ガラスやプリズムで光を操作するライブパフォーマンスも行っている。ロッテルダム国際映画祭、カナダのメディアシティ映画祭、クアラルンプール国際実験映画&音楽祭など海外での上映とライブも続いている。音と映像の実験場「Sound Screening」主宰。
https://shinkantamaki.net/

SAT / OCT 20
open 19:00
start 19:30
admission ¥2,000 w/ 1 free drink

venue: OTOOTO
3 minutes walk from Odakyu-line Higashi Kitazawa station
https://goo.gl/maps/ZxpaBsWYKYJ2
ECOlonie higashikitazawa B1 Floor
3-13-10 kitazawa, Setagaya-ku, Tokyo

Sound of the Mountain
Should you be without any information and listening to this music, you could easily believe this is some electro-acoustic music; maybe of objects pushed around on a carpet, but then heavily amplified; very soft in volume but very powerful at the same time. This is some fascinating stuff. -Frans De Waard, Vital Weekly.

A duo featuring the hollowed-out of amplified clarinet and trumpet, Sound of the Mountain comes from a strong history of improvisation and extended performance techniques, offering their audience long-form deep listening experiences through the sculpting of vitalized breath.

Since forming in 2015, they have played over 100 concerts together, developing a sound language which merges acoustic and electronic textures through amplification and extended performance techniques. With this language they create long-form improvised soundscapes, evoking a vast range of textures, from silence and spaciousness, to rumbling bass and room saturation. The duo works with closely-mic’d instruments and minimal equalization, avoiding the use of effects pedals and loops, such that their constant physical attention drives the music. The whistles and creaking of metal and reed anticipate the more dense moments of distortion and feedback in pieces that can be appreciated as discreet moments, or longer forms.

Active touring artists, they have played internationally throughout Japan, Taiwan, Vietnam, Malaysia and Australia, and coast-to-coast throughout Canada. Making a point of collaboration, the duo has collaborated with Japanese improvised music pioneers Toshimaru Nakamura, Tetuzi Akiyama, Takahiro Kawaguchi, Michiyo Yagi and Akira Sakata , Canadian experimental trailblazers like the electro-acoustic duo Instant Places, Tone Deaf’s Matt Rogalsky, or Guelph’s own hurdy-gurdy player Ben Grossman, and members of Quebec’s experimental electronic community Alain Lefevbre, Anne-F Jacques, and Emilie Mouchous, along with many many more. Favouring community-building and DIY ethics you’re most likely to hear them playing in your friend’s basement, artist-run-centres, galleries and cafes.
http://www.soundofthemountain.com/

Shinkan Tamaki
Artist in search of never-before-seen images and new perceptual experience. He makes mainly moving image and works related to it. There are works which cross between abstract and concrete, sound and image. In some film works, he focused on the materiality of film and applied it as sculpted objects. Recently, He makes video works which we observe optical phenomena in our daily life. And he also shows live performance that he manipulate lights with glass and prism. The works were screened at International Film Festival Rotterdam(The Netherlands), Media City Film Festival(Canada), Kuala Lumpur Experimental Film, Video & Music Festival(Malaysia), and so on. Organizer of experimental events in sound and image “Sound Screening”.
https://shinkantamaki.net/

Sound Screening Vol.6

  

第6回目は音と光と身体の実験場として。実験・即興音楽界隈を身軽に駆け回り、海外のインプロ勢を迎えた多数の自主企画を行う奇才・浦裕幸のソロ。その浦による「長短」「強弱」「高低」の26通りの組み合わせからなる指示書に基づき演者がアクションを実行する作曲作品を、鈴木優理子(ダンス)/山口晋似郎(音)/田巻真寛(光)が各々の尺度で上演する。また、即興、コンセプチュアルなサウンドアート、演劇作品など、ウィーンを拠点に世界中でツアーを続けるSiedl / Caoは、視覚的要素を取り入れた新作パフォーマンスを披露する。

2018/10/19(金)
開場 19:30
開演 20:00
入場料 ¥2,000(+1ドリンクオーダー)

〈出演〉
Siedl/Cao (Cao Thanh Lan/Gregor Siedl)
浦裕幸 / Hiroyuki Ura
鈴木優理子 / Yuriko Suzuki
山口晋似郎 / Shinjiro Yamaguchi
田巻真寛 / Shinkan Tamaki

〈会場〉
東京おかっぱちゃんハウス
東京都練馬区上石神井3−30−8
西武新宿線 「上石神井駅」北口より徒歩5分
https://www.okappachan.com/
会場にはおむつ替えと授乳スペースもございます。小さいお子様連れもお気軽にお越しください。また、会場併設のバーでは軽食やドリンクも販売します。

〈出演者プロフィール〉
Siedl / Cao
ベトナム出身のCao Thanh Lanと、オーストリア出身のGregor Siedlによるウィーンを拠点に活動する作曲家/パフォーマー/サウンドアーティストグループ。コンテンポラリーな電子/器楽音楽、ミュージックシアター、サウンドアートなど様々な分野で活躍している。New Austrian Sound of Music 2018-2019のコンテンポラリーミュージック部門において、5つのグループのうちの1つに選ばれている。一昨年にはサックスとアナログシンセの即興デュオ=Parallel Asteroid名義でも来日をしている。

彼らの作品は、視覚と聴覚の要素の本質的なつながりを身体的に体験することに重きを置く。ハノイの交通騒音、クラリネット、ベトナムの水パイプ、ダクソフォン、エアーポンプ、サーボモーター、クラッカー、テキスト音読、プラスチックの植物、粘着テープ、輸液バッグなどの素材を用いて、オペラ・ハウス、ボーリング場、劇場、リビングルーム、大学の講堂、レコードショップ、ギャラリーなどでパフォーマンスを行っている。
https://siedlcao.com/about/

浦裕幸 / Hiroyuki Ura
1984年東京生まれ/在住。
主に打楽器などの演奏、作曲、録音を行うほか、(サウンド)インスタレーションの展示や、彫刻家、映像作家、ダンサーとのパフォーマンス、海外ミュージシャンの来日公演の企画など、音楽を通じて国内外の様々なアーティストと交流がある。大量のお玉を使った、音の鳴らないサウンドインスタレーション「影の音」が「群馬青年ビエンナーレ2012」にて入選。
Cristián Alvear、大城真との「La Perpetuidad Del Esbozo #3」(作曲:Santiago Astaburuaga)が、スロベニアのInexhaustible Editionsよりリリースされたばかり。
http://www.ura.two-lines.org

鈴木優理子 / Yuriko Suzuki
日本大学芸術学部卒業。16歳より木佐貫邦子に師事。
オーストリア ・ Salzburg Experimental Academy of Dance (SEAD)にて修行。
2012年横浜ダンスコレクションEX2012審査員賞受賞。トヨタコレオグラフィーアワード2012ファイナリスト。
これまで、国内外で作品を上演。身体と思考の関係に興味を持ち、日頃の疑問をダンス作品に立ち上げる事を試みている。
http://yurikosuzuki.com/

山口晋似郎 / Shinjiro Yamaguchi
1983年生まれ。時間や行動に基づいた作曲と、ギターやオーディオミキサーを使った演奏を行っています。またグラフィックデザインの仕事の他、イベントスペース兼箱を販売する店「おみせ」を運営しています。

田巻真寛 / Shinkan Tamaki
見たことのないイメージと新しい知覚の気づきを求め、主に映像とそれに関連した作品を制作する。抽象と具象、イメージと音の狭間を行き交う映像、フィルムの物質性を探求した作品などがある。近年は日常の光学現象を観察するビデオ作品の制作、ガラスやプリズムで光を操作するライブパフォーマンスも行っている。ロッテルダム国際映画祭、カナダのメディアシティ映画祭、クアラルンプール国際実験映画&音楽祭など海外での上映とライブも続いている。音と映像の実験場「Sound Screening」主宰。
https://shinkantamaki.net/

企画協力:浦裕幸

ーー
Vol.6 is as experiment station of sound, light, and physical expression. Hiroyuki Ura is an active musician around experimental and improvised music scene. He also organizes a lot of music events to introduce musician from overseas. He will play solo performance this time. Yuriko Suzuki(dance), Shinjiro Yamaguchi(sound), and Shinkan Tamaki(light) will play Ura’s score. The score is composed of 26 variations which are combinations of Long/Short, Loud/Soft, and High-pitched/Low-pitched. Three performers play them on each scale. Furthermore, Siedl/Cao from Vienna will show a new performance which contains visual and audio elements.

19th October 2018, Friday
open 19:30
start 20:00
admission¥2000 with 1 drink order

〈line-up〉
Siedl/Cao (Cao Thanh Lan/Gregor Siedl)
Hiroyuki Ura
Yuriko Suzuki
Shinjiro Yamaguchi
Shinkan Tamaki

〈Venue〉
TOKYO OKAPPA-CHAN HOUSE
https://www.okappachan.com/

3-30-8 Kamishakujii Nerima-ku Tokyo
Map https://goo.gl/maps/QntmWjKYy742
Kami-Shakujii Sta. on Seibu-Shinjuku line, 5 minute walk from North exit.

〈Profile〉
Siedl/Cao
Siedl/Cao is a Vienna-based composer-performer and sound artist group. They work in the field of contemporary electronic and instrumental music, music theatre and sound art. They are Cao Thanh Lan from Vietnam and Gregor Siedl from Austria. Siedl/Cao is one of 5 groups from Austria that are selected for the renowned program New Austrian Sound of Music 2018-2019 in the category Contemporary Music.

Their works have always been centered on the physical experience of sound the inherent link between visual and audio elements.

Hanoi traffic noise, clarinet, Vietnamese hubble bubble smoking pipe, daxophone, air pump, servo motors, precompressed spring, modular synthesizer, crackers, text-to-speech, marxophone, plastic plants, gaffer tape, infusion bags… are their sound sources for diverse works and performances for sites such as opera house, bowling alley, theatre, living room, university auditorium, vinyl shop, gallery, etc.
https://siedlcao.com/about/

Hiroyuki Ura
Born(1984) and lives in Tokyo.
Drums, Keyboard, Percussion, Composition, Improvisation, Recording, Mastering, Organize, Music production, (Sound) installation. In 2012, Selected “11th Gunma Biennale for Young Artists”
http://www.ura.two-lines.org

Yuriko Suzuki
Graduated from the contemporary dance course at the Nihon University College of Art.
YURIKO SUZUKI studied under Kuniko Kisanuki from the age of 16. She also trained at the Salzburg Experimental Academy of Dance. Suzuki was awarded the Jury Prize at Yokohama Dance Collection EX 2012 and was a finalist of the Toyota Choreography Award in 2012. She has performed her work in Japan and overseas.

With an interest in the relationship between body and thought, she endeavors to develop her dance practice through habitual inquiry.
http://yurikosuzuki.com/

Shinjiro Yamaguchi
Born in 1983. He composes scores based on time and action and plays guitar and audio mixer. He is also a graphic designer, furthermore, he runs an alternative space as well as a shop which sells boxes called “omise”. (omise means shop in Japanese)

Shinkan Tamaki
Artist in search of never-before-seen images and new perceptual experience. He makes mainly moving image and works related to it. There are works which cross between abstract and concrete, sound and image. In some film works, he focused on the materiality of film and applied it as sculpted objects. Recently, He makes video works which we observe optical phenomena in our daily life. And he also shows live performance that he manipulate lights with glass and prism. The works were screened at International Film Festival Rotterdam(The Netherlands), Media City Film Festival(Canada), Kuala Lumpur Experimental Film, Video & Music Festival(Malaysia), and so on. Organizer of experimental events in sound and image “Sound Screening”.
https://shinkantamaki.net/

Cooperated by Hiroyuki Ura