しばらく書かないうちに、いつの間にやら2010年の最後の日になってしまった。
今年はロッテルダム国際映画祭に始まり、調布ショートフィルム・コンペティション、[+]上映会(東京/京都)、”4 spectacles”、フィルムライブ2本、といった感じで、昨年に比べると大きく飛躍した年だった。しかし、もう少し海外での上映があるといいなあと思う。
頑張って作っても上映の機会がなければ報われないので、上映のチャンスを得るために頑張ることも必要なのだ。どの国でも、数えきれぬ程の国際映画祭があって、日本と違う点は、そのほとんどがオールジャンルで作品を募集しているということ。”experimental”を受け入れる映画祭、すごく多い。もちろん、それぞれの映画祭で選ばれる作品の傾向みたいなものはあると思う。到底”experimental”とは言えないものを、”experimental”として捉えている映画祭も中にはあるだろう。
自分が応募する映画祭を選ぶ判断材料は、
①映画祭の目的
②過去にどんな作家を上映してきたか
③上映フォーマット
こんなところだろうか。だいたい②でピンとくる作家を扱っていれば映画祭の傾向がすぐ分かる。あと良い映画祭はフィルム上映OKなところが多い。
という訳で、できる限り出せるところには出そう。それと、Kleefstra | Bakker | Kleefstraとのコラボレーションを完結させるべく、若干の編集を加えて、音楽を録音してもらう予定。これが1月までの予定。その後は新作を作って、余裕があれば旅行に行きたい。
今年一番観た映画はダントツで「深夜特急」(TVドラマ)。20回くらい観た気が。個人的な思い入れがあるので、強いてお勧めはしない。今年の冬に、コペンハーゲンの工芸館で、原作の表紙絵の原画に出くわした時はとても興奮した。