ライブ

ライブといっても、やってることが非常に地味だったので、果たしてあの映像がその場で生まれたものなのか、観客には分かりづらかったかも。しかも、映画の場合、音楽と違って出演者の演奏する姿ではなく、スクリーンを見る訳だから。後ろを振り返って見ても、やっぱり地味なので何をしているのかよく分からなかったのではと思います。
異臭や煙や映写機から異常な音が出たら面白いのかとも思いつつ。

ライブであろうと完成された作品であろうと、結局はスクリーンに映ったものが全てだと思うので、まあそこら辺はおまけの要素かと、現段階では考える。会場全体を作品とするようなパフォーマンスではないし。

音楽の平野氏が光センサーを使っていたのは、ラッキーというかよかった。画面の光に音が反応するので、今回自分が用意したフィルム素材の明暗のリズムを強調してくれていたと思う。
(生の16㎜フィルムに8mmや16㎜の断片を載せて露光して現像をしたフィルムを使った。写真で言うフォトグラムの手法。これを2mの長さに切って、頭とお尻をつなげて輪っかにしてループ再生。真っ黒な部分と画像が映っている部分があるので、リズムが生まれる。)
音と映像が全く分離されているのも面白いが、合っていればそれはそれでいいこともある。