同時進行中

約20分の素材から、いくつかの新作を作ることにしました。2作品同時進行中です。
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ケネス・アンガー

新作は8月上旬完成を目指して、毎晩現像をしています。さっき現像したものが、凡ミスで失敗でした。やり直しです。包丁を洗っていたら、指を少し怪我しました。フィルムを扱う時は指をよく使うので注意しないといけません。洗濯したら、ズボンのポッケにティッシュが入っていたようで、粉々のティッシュが全ての衣服にくっついて仕上がりました。めげないっす!
ところでなんだこれ!

“ケネス・アンガー / LUCIFER NIGHT”
2010年8月26日(木)
16:30開場 / 17:30開演
料金:前売2,800円 / 当日3,300円
原美術館でケネス・アンガーの映画上映と、灰野敬二+ジム・オルークのライブ。翌日のデレク・ジャーマン / BLUE NIGHTも気になる。しかし、平日の夕方開演は一般の人には厳しいでしょう。もう少し遅くしてくれるといいけど、中庭で音出すからかなあ。

今宵の暗室音楽、Kenji Takimi aka Luger E-Go “Summer of Lovers” Mix。程良く心地よいバレアリックミックスが、ディスコ好きにはお馴染み、Beats In Spaceのポッドキャストにアップされてます。このBPMの遅さタマランチ(会長)。数ヶ月前のKZAのコズミックディスコミックスもナイスです。
http://www.beatsinspace.net/playlists/531

これも毎週チェックを欠かせない、residentadvisor.netにアップされていたTevo Howardの自作曲をつないだミックスもとても素晴らしい。クールでメロウでアーバンミッドナイト仕様のアシッド。
RA.214 Tevo Howard – 2010.07.05

4×4=16

前回の記事で書いたレンズのスペックについて訂正。縦横それぞれ4倍の長さになるので、面積で言うと16倍の大きさで投影できることになる。
暗い部屋にずっと閉じこもって、夕方外へ出てみると、夕陽の眩しさが脳の後ろの方まで突き刺さる感じがしました。新作は難航しながら少しずつ進んでいます。うまくいけば9月に公開できるかと。制作をしているあいだに、次の作品のアイデアが色々と浮かんだりして、そわそわしています。

今夜の暗室音楽
宝示戸亮二 Ryoji Hojito
“A man from the East” - solo piano in Russia 1993 –
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http://www5.famille.ne.jp/~kanji/dkcd01.html
副島輝人が「ぶっ壊れたエリック・サティ」と評した、札幌在住の孤高のピアニスト。内部奏法により、楽器・物体として拡張されたピアノを通して、彼の身体から発せられた音は、心の奥へ深く深く響き渡る。

レンズ

プリンター用に使っていたレンズが壊れて、しょんぼりしていたが、ずっと手に入れたかった16㎜映写機用のレンズをオークションで落札することができて、気分がいい。
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ELMO PROJECTION LENS
F1.8 12.5mm
このレンズは幻のレンズで、今や日本に10個も無いんじゃないかと思うくらい、めったに見かけないものだ。標準装備されているものが、F1.2 50mmなので、映写機からスクリーンまでの距離が同じ場合、やや画面が暗くなるが、4倍の大きさで投影できることになる。
これで、奥行きの無い会場や、壁一面にドーン!と投影することも可能になった。頼もしいぞ!状態もかなりいいし、割と安値で落とせた。ついてる。

今日は梅雨の晴れ間を縫って、追加の撮影。そして、すぐさま現像。本日の暗室音楽、
AIR STRUCTURES
FRIPP & ENO “AIR STRUCTURES ”
Recorded 28 May 1975
The Olympia In Paris,France
http://www.divshare.com/download/4538141-17f
Evening Star 発表後の、ライブ音源(海賊盤)。最高に気持ちいい。

不始末の末

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レンズを誤った使い方したら、プラスチックが溶けてグニャグニャになってしまった。
新作は現在、ネガ編中。ネガ編後、自分でやや特殊な方法でプリントを取り(ここまでは自家現像)、ラボ出しで一部オプチカル処理して、インターネガを取り、プリントを作成するという、なんとも面倒な工程を経て完成する予定。

残響

ダライ・ラマのドキュメンタリーDVDが発売されたようだ。
ノルシュテインのDVDを買った人へのオススメ、というアマゾンからの広告メールで知った。
ダライ・ラマとロシアのアニメーションは全くリンクしていない気がするが…。
ダライ・ラマの日常を撮ったもので、ランニングマシーンでエクササイズしているところや、テレビを楽しんでいる姿が見れるようだ。
氏曰く、私は普通の人間だ、ということだそうだ。

これは謙虚な発言ともとれるが、宗教だけでなく政治的指導者である立場として、民衆が「盲目的」に一つの方向に流れることへの危うさに対する警鐘だとも思える。

夏だ、レゲエだ、残響だ。という訳で、本日の暗室音楽。
ダブの最も深い震源地。
Moritz Von Oswald feat.TikimanのRBMA live session。
TikimanのMCも冴えまくり。
http://soundcloud.com/r_co/moritz-von-oswald-rhythm-sound-live-placa-del-rei-barcelona-feat-tikiman-2009/

つぶやき

周りがトゥイッター始めてるけど、まだ乗り気がしない。たぶん、腹減ったー、しかつぶやかないだろうなあ。といいつつ、今日は携帯からblogでつぶやき。家にネットを繋いでいないのだ。
1時現在、モノクロプリントのコントラスト調整の為のフィルターワーク中。今日の現像は終了。ダメだ。うまくいかない。眠い。

海外の映画祭にエントリーすべく、これからDVDのオーサリング。PAL方式で。これがまた、すんなりいかない。あれこれ試して、画質落ちを防がないと
フィルム上映は世界のどこでやっても、フォーマットに悩まされないのがいい。

Kodak 署名の件

しばらくの間、署名の記事をトップにしておきます。その下に通常の記事を更新してます。
今回の低感度モノクロフィルムの生産中止で、全てのフィルムが無くなる訳ではないですが、これを機に他のラインナップも見直しをすることにつながる可能性があります。コダックが慈善事業でフィルムを作っていない事は、みんな分かっています。闇雲に反対しているのでなく、少なくとも「私達はコダックのフィルム製品を支持しています」というアピールと、感謝の気持ちを伝えることは重要なことだと思います。

FUJIの8ミリフィルム、single-8の生産中止の時のように、継続するには私達ユーザーや愛好家は何ができるのか、企業と歩み寄って共に考えることもゆくゆくは必要になるでしょう。
現在のところKodakは、「デジタルがフィルムの性能に全ての面で優位にならない限りは、フィルムの生産は止めない」とステイトメントを発表しています。個人的には優劣の問題ではなく、全く別モノだと思っているけど、、、そういった局面以前に、倒産する可能性だってあるのですから、どうしようもなくなる前に、言いたいことは言うべきでしょう。そして、作家は100feetだけでも、自分の出来る範囲で買う事が何よりも重要な行動です。こういうときは、使わなくてもいいから買っておくんです!!

こういった問題は映画業界だけの問題ではなくて、どの世界でも起こってきたことです。これからも起こり続けるでしょう。
署名サイト
http://40frames.org/kodak_7231/#top

『イーストマン プラス-X白黒ネガティブ フィルム 5231/7231』の製造中止

コダック社ではこのたび、世界的な需要が減少したため、『イーストマン プラス-X白黒ネガティブ フィルム 5231/7231』を製造中止とさせていただくことになりました。この製品は、現有在庫が無くなり次第、販売終了となります。
– Kodak JapanのHPより転載 –

また、super8の「コダック プラス-X白黒リバーサルフィルム 7265」販売終了とのこと。
代替品として、他のフィルムを推奨していますが、このフィルムの替わりにはなりません。今まさに、私は使用中です。どれだけ多くの映画監督を育て、名作を世に誕生させてきたことだろう。

欧米では既に、生産継続を訴える署名活動が行われています。取り急ぎ、リンク貼っておきます。映画制作者でなくとも、映画を愛する人達はぜひ署名してください!!!!!WEB上で簡単にできます。
http://40frames.org/kodak_7231/#top

大野一雄

ビネガー・シンドロームのフィルムを触りすぎて、この手で白米を握ったら酢飯ができるだろうというくらい酸っぱい。

牧野貴はアメリカのポートランドで特集上映のため本日出発。最高の出来という新作を引っさげて。成功は約束されているでしょうが、一応、日本から念を送ります。
私はと言えば、苦難の時期はまだまだ続きそうです。しんどーo2.jpg
舞踏家・が亡くなった。103歳という大往生である。
何年か前に、岡本太郎美術館で開催されていた土方巽展で、運よく、大野一雄の踊りを見ることができた。
(私が到着した時には既に整理券は定員分に達しており、多くの人が諦めたようだった。しかし、ここで観られなかったら、もう一生機会がないだろうと思い、諦めきれず開演まで数時間入り口でずっと待っていたら、主催者が気持ちを察してくれたようで、入れてもらう事ができた。)

大野一雄は車椅子に乗ったまま、ほとんど手の動きだけで舞踏をしていた。時に、不自由さを受け入れたかのように全く動かず、心の中で踊っているように思えた。
(共演は、サックスの梅津和時、詩の白石かずこ。何ともアングラ臭漂う。「さあ踊って下さい」と言わんばかりの、2人の大野氏に対する煽りのようなものがとても鼻に付いた。)
赤ん坊のころ、飯詰め(藁の籠のようなもの)の中に閉じ込められ、必死に外へ這いずりだそうとした体験が、土方の舞踏の起源だとしたら、この日に見た大野一雄の姿は舞踏の原風景だったのかもしれない。

ところで、昨年亡くなったピナ・バウシュのヴッパタール舞踊団が来日している。毎回、行けなくてまだ未体験なんだけど、「私と踊って」、うーん、これは観たいなあ。
http://eplus.jp/sys/web/s/pina/index.html