空白の時間

本日のパフォーマンスと今後のライブ用のデモを収録しようとして、映像を簡易テレシネ(フィルムからビデオへの変換)、音をライン録音で別撮りして、パソコンで合体させようとした。頭を合わせると、しばらくは上手くシンクロするのだが、どこからかズレ出して、最終的に音が3秒くらい長くなるという、謎の現象が。映像の光を音に変換しているので確実に長さは合うはずなのに!!しかも内容的に、どこからズレているか、分かりずらい!映像には見えない時間が音には有ったのか??一体何なんだ・・・。困るなあ。

現在14時。これからLoop-Lineへ行って、リハです。毎度のことだけど、映写台と16mm映写機を運ぶのは辛い・・・。本日、第2部は20:30~です。僕は21時過ぎ、最後から2番目の出演です。よろしく!!

フィルムライブ

イメージフォーラムフェスティバルのプログラムが発表されましたね。
僕のは上映されませんが。。。

牧野貴氏と島田量平氏が一緒のプロです。
海外短編コレクションのMary Helena Clark, Robert Toddは、今年のロッテルダム国際映画祭で一緒のプログラムだった。Maryの作品は、今年の夏、牧野氏と呼ぼうかと画策していたので、すごく悔しい!!!David Gattenは寝坊して見逃したので、丁度いい機会だ。
Robert Breerのアニメーションもいい。観に行こう。

4月11日の僕の出番は、21時15分頃を予定しています。最後のほうです。10分ほどの長さになると思います。ソーラーパネルは完成。素材も決まった。あとは映写の練習と、当日の音の調整が上手くいけば、いいものになるでしょう。ただの映写ではなく、ライブの要素を取り入れます!!
ツタヤでまたウルトラマンを借りた。

“silicon wafer 2”

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2010.4.11 (Sun.)
“silicon wafer 2”
(エレクトロニクス制作講座発表会)
@loop-line 千駄ヶ谷
open/17:30 start/18:00
1000円(with 1drink)

『エレクトロニクス』をキーワードに集まる音楽家、美術家等が、ハンダを0.008g以上溶かし制作した装置をパフォーマンス、展示に使用した一夜。エレクトロニクスに興味があっても、いまだに一歩が踏み出せない方は、必見です。【講師 鈴木學(今井和雄トリオ・RGB)】
私は、スクリーンに配置したソーラーパネルに、16㎜フィルムを投影し、サウンドに変換します。

Performances and Exhibitions by artists taking a handmade electronics course at “loop-line” Tokyo.I’m going to convert 16㎜ film into the sound by arranging a solar panel on the screen.

another world

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電車に乗ってふと眼を閉じると、まぶたの裏側に、新しい視覚の世界が広がります。”閉じた眼のヴィジョン”をハンドペイントによって作ろうとしたブラッケージ。ブルーレイが出てるようですね。DVDの第2弾も出てたのか!
http://www.criterion.com/boxsets/722-by-brakhage-an-anthology-volumes-one-and-two

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電車に乗って、Manuel GottschingのE2-E4(1984)を聴いていると、このまま目的地とは全く違う、どこか遠い世界まで行ってしまうのではないかという錯覚に陥ります。
暗室でこの曲を聴いていると、時空の感覚がおかしくなって、宇宙空間に放り投げられたのではないかと思ってしまいます。しかし、本当に最高です。東京タワーの蝋人形館のBGMがコレだった時は、ビビった。個人の趣味丸出し、しかもジャーマンロックってところが、最高っす。確かお土産コーナーで海賊版CDまで売ってたな。

キネマ旬報に

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ロッテルダム国際映画祭の報告が発売中の「キネマ旬報」4月上旬号に載っております。500字のコラム枠ですが、立ち読みで、いや是非買って読んでください!!ブログとは異なる内容も書いてます。

キネ旬は、商業映画メインのエンタメ誌なのですが、僕は日本の映画界をやんわり否定するようなことを書いてます。掲載して頂けるのはありがたいことです。機会を与えて下さった、大久保賢一氏に感謝。

Shinkan Laboratory

今月は、2人の作家がうちに来て、フィルム現像やケミカルの実験をしました。

牧野貴氏は、16mmカラーネガのハイコントラストモノクロ現像や、強アルカリ溶液などを使ってフィルムの実験を行い、ホタテとアスパラのトマトソースパスタ、ECMのKeith Jarrett、Paul Bleyを処方しました。ネガ現像は画像濃度が濃くなりすぎて、あわや失敗!?という事態になりそうだったけど、減力処理(現像済みの画像濃度を下げる)によって上手く仕上がりました。焦ったー。

島田量平氏は8ミリのsingle-8を使い古したE-6現像液でカラーリバーサル現像、シマダヤの鉄板麺(縁日ソース味)を処方しました。現像も鉄板麺も大好評。仕上がった8mmの画像を眺める氏の目は輝いていました。
という訳で、Shinkan Lab、 ひっそり始めます。映画フィルムを自分で現像してみたい人、興味ある人、メール送ってください。場所は東京となります。自家現像は必ずいい経験になるはずです。
https://shinkantamaki.net/contact.html

自分が扱っているメディアを知らないという事は、料理人が食材を知らずに料理をするようなものだ!!

A’dam

ようやくアムステルダム(観光)編。

IFFR初日は朝から上映があるものだと思っていたが、21時~だということに、行ってから気がついた。なので、急遽アムステルダムへ観光に。もともと映画に飽きたら行こうと思っていたので、丁度良かった。むしろこのうっかりがなかったら、(映画に飽きなかったので)アムスは行けなかったかも。という訳で、写真は少しあります。普通の観光日記です。
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ロッテルダム⇒アムスは電車で1時間。
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視力検査的駅広告。
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アムスから北へ電車で15分、風車の町、ザーンセ・スカンス。(世界遺産になっているのはキンデルダイクというロッテルダムから割と近いところ) 町の小さな一角にチーズ工房や木靴工房、土産屋が並ぶ。チーズ工房で試食したチーズがうまかった。さすがオランダ。風車ですり潰したマスタードもうまかった。
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木靴。
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私のブーツと木靴。
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木靴の削りカス
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アムスに戻り、近代建築巡り、と思ったが帰りの時間と寒さの為、駅周辺を少しばかり。といっても、その後3時間位歩きまわって、アムス中心部をほぼ制覇。郊外の集合住宅オクラホマやリートフェルトのシュローダー邸はお預け。
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奥に見える、戦艦のようなレンゾ・ピアノ設計の科学技術センター。銀座エルメスの人です。
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パットさんも来たようです。
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アムス最古のブラウンカフェと言われている、Chris。ここが本当に最高だった。ブラウンカフェは日本で言うバーみたいなもん。見た目より敷居は高くない。煙草の煙で壁がブラウンになったからそう呼ばれる。はっぱを吸うならcoffee shopへ。
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独りで入るのに少し勇気がいる、渋すぎる空間。とはいっても、かしこまった感じではない。近所のおっさんが新聞読んでたりする。BGMはジャズや7、80年代AOR等、すごくいい。ホール&オーツも多分かかりそう。それを口ずさみながら、ビールを注ぐ女店主、かっこいい。女の子がみんな憧れそうな年配の女性。ちなみに生ビール€2=260円。この安さも魅力。日本のバーなんかアホみたいだ。
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渋い。
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小物もいい感じ。あっちではお店のテーブルに必ずといっていいほどロウソクの火が灯っている。
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これはダム広場だったかな?他にも広場が沢山ある。雨に濡れた石畳。あっちの人は、ちょっとやそっとでは傘をささない。
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ここから先は大人の世界、飾り窓地区。撮影禁止なので隠し撮り。ちなみに部屋の中には入ってない。

アムス、最高でした。ヨーロッパを電車で巡ったら素晴らしいと思う!ユーロという共通の通貨、ビザなし、入国審査なしで自由に国境を越えられるので、旅人にやさしい。割安の乗り放題周遊チケットもある!

次回、コペンハーゲン編!?気が向いたら。

Phil Solomon

明日は恵比寿映像祭で実験映画のプログラムが上映されます。僕はオーストリアと、西川智也プログラムに注目してます。こういった機会は日本ではあまりないので、興味無い人も是非行ってみてください。

Phil SolomonはStan Brakhageの教え子で、ブラッケージのハンドペイント作品のパートナーでもあった。2003年に行われたブラッケージの回顧展にてPhilが来日し、その時に彼のフィルム作品を観た。それはそれは素晴らしいものだった。現在はビデオで作っているみたいだが、とても楽しみだ。

過去の作品のサンプルが見れます。
http://www.philsolomon.com/

そういえば、来日中、彼はソニーのハンディカムをずっと回してたっけ。当時の俺は、学生でボランティアスタッフだった。彼のリクエストで、数人とカラオケに行くことになり、「これで俺が歌うところを撮ってくれ」とハンディカムを渡してきて、モニターを覗いたら、わざとマニュアルでピンボケにしてあって、当時の俺にはそれが結構衝撃だった。そして彼はひたすらビートルズを歌うのだった。おまけに埼玉のジョンレノンミュージアムに観光に行ったようである。
俺の原点。あれから7年か。

IFFR2010報告2

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スイス航空の機体。レッドクロスの反転バージョン。幸先がいい。これには乗ってません。
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行きの上空から見下ろす、凍てつくモノクロームのロシアと、内陸までフィヨルドが侵食した様なフィンランドの美しさに感動した。
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町のあちらこちらでトラ吉を見かけます。
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こちらはウシトラ。
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オランダにはスナックスタンドが沢山あります。皆おやつ感覚で食べてます。ここではフライドポテトを買いました。300円弱で、太くて美味しくて量も多い。
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スナックの自動販売機までアルヨー!
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こちらは魚も扱ってます。ニシンがポピュラーだそう。
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揚げたて白身魚のフライをタルタルソースで。スナック以外でも、オランダのメシは思ったより悪くなかった。
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映画祭の会場は半径約500m内に8か所程あり、スクリーン数は20以上にも上る。ここの路面が滑りやすい。
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シネコンPathe。スクリーン7つ。この劇場はでかい。長編や、ショートのコンペなどが上映される。ちなみに、ロッテルダム、アムステルダムは近代建築が沢山あって、見所の一つでもある。時間がなくて色々回れなかった。
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シネコンcinerama。スクリーン7つ。
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こちらは、少し路地に入ったところにあり、中も外も雰囲気がとてもいい、ランタレンとヴェンスター。スクリーンは計6つ。
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ランタレン1。かっこいい。500人以上のキャパ。最後列から撮影。
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ランタレン2。僕の上映はここでした。写真は牧野氏とベン・リバース。ちなみに、ランタレン2のキャパは200以上あるみたいです。
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1回目のQ&A
from L to R:ショートフィルムの名プログラマーErwin、いい味出してる日本人島田氏、立ち振る舞いがまるで日本人の通訳Judith、マレーシアの監督にマレーシア人だと思われた田巻君、ドイツのクールガイGuillaume、いつも楽しそうでソーキュートなアメリカ人Mary
上映は2回。上映後には作家の紹介とQ&Aがあった。
始めは用意してきた英語の文を喋ろうと思っていたけど、、、重要なことをあまり言わずに終わった気がする。

映画の予算の話になって、「Shinkanのはチープか?」と聞かれ、「チープだね。実は、上映用のフィルムに、撮影用のネガフィルムを使っているんだ。プリントを作る金がないからさ。」(この口調やだな。)といったようなことを喋る、ややウケ。あとは、制作のプロセスや、技術的なことなど。出来る限り英語でと思ったけど、やっぱり難しい。あと、欧米の人たちはトークでかならず笑いを取るということに感心した。どんなに真面目な映画を作っていても!

上映の合間に、町を散策したら、小さなレコ屋を見つけた。期待しないで入ったら、1畳位のスペースに1€(≒130円)コーナーが。ドンピシャのストライクを発見してしまい、興奮しまくった!!!盤質もGood!荷物になるにも関わらず、以下のものを購入。
Imagination Body Talk
Imagination / Body Talk (1981)
Donna Summer
Donna Summer / Donna Summer (1982)
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Marvin Gaye / Midnight Love (1982)
Lionel Richie Cant Slow Down
Lionel Richie / Can’t Slow Down (1983)
Chris Rea / Shamrock Diaries (1985)
日本でも買えなくはないが、130円は安い。マーヴィンは1000円以上すると思う。いやー、それにしてもこのラインナップ、恥ずかしい位ダサいっすね。イギリスの作家ベン・リバースに見せたら、”Body Talk”を口ずさんでくれたが、「俺は1€でも買わないね!」と言っていた(笑) そりゃそうだ。まあどこの国でもその程度の扱いだと思う。でも、俺にとってはどれも極上のディスコ、バレアリックチューンだ!

カメラのバッテリーが早々に切れたので、映画祭の写真はここまで。PCも携帯も持っていかなかったので、変圧器も充電器も持っていかなかったー。人がワイワイやっているところや料理を撮ろうと思っていた矢先だったのに。

劇場内のバーは深夜まで営業していて、毎晩パーティーが繰り広げられる。それでも、飽き足らない連中は、クラブや、とあるホテルのバー、各自の部屋などで朝まで飲み明かすのだ。従って、自分の上映に寝坊して来ない監督もちらほら。皆思い思いに楽しんでいるようだった。要は祭りなのだ。
次回、アムステルダム編!?